【香港】香港産食品の本土通関、21日から一部簡素化[食品]

香港政府食品環境衛生署食品安全センターは7日、中国本土に輸出する香港産食品の通関手続きが簡素化される新たな措置について、今月21日に適用が始まると明らかにした。

初期段階で対象となるのは◇飲料・清涼飲料水(アルコールと乳飲料を除く)◇ビスケット・焼き菓子・パン◇キャンディー・チョコレート——の3分類。対象の食品が特定の要件を満たしていることを確認し、その場の検査で異常がなければ、検体を採取する必要がある食品でもその結果を待たずに通関できる。広東省の深セン税関と拱北税関(珠海市)が管轄する出入境検問所で適用される。

香港政府統計処によると、2023年に本土に輸出された関連商品は5,170万キログラム以上で、輸出額は28億4,000万HKドル(約564億円)に上った。

香港政府環境・生態局と中国税関総署は昨年11月、本土に輸出する香港産食品の安全管理と通関円滑化に関する協力協定を締結していた。

© 株式会社NNA