【マレーシア】プリンストン、12.8億リンギのグリーン融資[IT]

シンガポールのデータセンター運営業者プリンストン・デジタル・グループは7日、同国と接するマレーシア・ジョホール州で計画する大型データセンター「JH1」の建設に向けて、グリーンローン(環境融資)で12億7,600万リンギ(約417億円)を調達したと発表した。

マレーシアの商業銀行最大手マラヤン・バンキング(メイバンク)、英スタンダード・チャータード銀行、シンガポール系銀行UOBマレーシアの3行による協調融資(シンジケートローン)。今年6月に供用開始予定のJH1の第1期(52メガワット)に必要な資金として充てられる。

JH1は、ジョホール州クライのデータセンター集積拠点「セデナク・テクパーク(STeP)」内で建設が進められている。最終的に150メガワット規模となる予定で、昨年6月に第1期工事に着手した。プリンストンは、アジア最大規模の人工知能(AI)対応データセンターになると説明している。

プリンストンのマレーシア進出は初めて。同社はこれまでにシンガポール、中国、インドネシア、インド、日本(さいたま市)にデータセンターを設置している。

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