アラブ首長国連邦(UAE)ドバイを本拠とする不動産開発大手DAMACプロパティーズは、シンガポールと中国・北京にオフィスを開設した。アジア太平洋地域で事業を拡大する戦略の一環となる。
シンガポールオフィスは湾岸部の複合施設「アジア・スクエア・タワー1」に設置した。北京オフィスは朝陽区のオフィスビル「環球金融中心」に設けた。シンガポールで先ごろ、開所式を実施した。
DAMACは1982年設立。UAE最大の民間不動産開発会社だ。中東やカナダのトロント、英ロンドンなど12都市で、高級不動産やデータセンター、商業施設、ホテルの開発などを手がけている。
国際事業の拡大に向けて2023年に上海オフィスを開設し、中国市場に進出した。中国とシンガポールを拠点に、アジア太平洋市場を開拓していく考えだ。