BL東京・リーチ リーグワン初制覇へ気合 府中ダービーで東京SG撃破へ流対策「本当にピッチ全部が見えている」

 府中ダービーへ健闘を誓うBL東京・リーチ主将(左)と東京SG・堀越主将(撮影・金田祐二)

 ラグビー・リーグワンのプレーオフ(PO)トーナメント準決勝に出場する4チームの主将が8日、都内で記者会見を行い、坂手淳史(埼玉)、リーチ・マイケル(BL東京)、堀越康介(東京SG)、梶村祐介(横浜)が必勝を誓った。準決勝の埼玉-横浜は18日、BL東京-東京SGは19日にいずれも秩父宮ラグビー場、決勝は26日に国立競技場で行われる。

 府中ダービーで負けるわけにはいかない。リーグ戦では東京SGに2連勝したとはいえ、慢心は一切ない。リーチは「負けた後のサントリー(東京SG)なので何かをしてくる。しっかり準備しないと負けると思う」と表情を引き締めた。

 東京SGに関しては、第14節(4月19日)で静岡BRと引き分けた一戦を見て分析したといい、警戒する選手にはSH流を挙げた。「本当にピッチ全部が見えている。誰が走っているか、誰に放ったら前に出られるのか全部分かってる」と説明。入念に流対策を立てて臨むつもりだ。

 プレーオフの戦いを終えた先には、日本代表としての活動が控える。「もちろんトップのトップでも勝負したい。どんどん試合ごとに調子も上げていきたい」と先を見据えた。

 ただ、エディー・ジョーンズHCは、第3列(フランカー&ナンバー8)を主戦場とするリーチのロック起用を検討している。「現実的には、自分の中で(ロック)はないなと思っています」と苦笑い。まずはナンバー8でチームをリーグワン初優勝へ導く。

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