水原容疑者が罪認め、司法取引成立と米発表 6億4000万円の所得申告なし、歯の治療で930万円騙し取った手口判明

水原一平容疑者【写真:ロイター】

水原容疑者の続報、1億7900万円の追加納税も義務

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平の通訳を務めた水原一平容疑者が8日(日本時間9日)、銀行詐欺などの罪を認め、有罪答弁の司法取引が成立したと米連邦検察が発表した。司法取引の合意書によると、嘘の納税申告書で410万ドル(約6億4000万円)の所得を申告していなかったこと、歯の治療を装って6万ドル(約930万円)を騙し取った新たな手口も記載。米メディアによると、罪状認否は日本時間15日に予定されているという。

米スポーツ専門局「ESPN」は司法取引の合意書の詳細を報道。「合意書には、他にもミズハラが2022年に虚偽の納税申告していたことも記述されていた。複数の不正確さがあり、410万ドルの申告をしていなかったことも含まれる。そのため、彼は追加で115万ドル(1億7900万円)を納税しなければならない」と詳報した。

さらに司法取引の合意書には、水原容疑者は歯の治療を装い、6万ドル(約930万円)を騙し取った手口が記載されている。ESPNは「2023年9月、ミズハラはオオタニに歯の治療で6万ドル必要だと伝え、オオタニはビジネス口座の小切手でそれを手配した。しかし、ミズハラはそれを懐に入れて、6万ドルの歯の治療費はオオタニのデビットカードで支払った」と説明した。

水原容疑者は違法賭博のために大谷の口座から約24億円を盗み、不正送金した銀行詐欺の罪に問われていた。この日、大谷は本拠地マーリンズ戦に「2番・DH」で出場。4打数無安打だったが、チームは3-1で7連勝を飾った。

THE ANSWER編集部

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