ごはんまだかな? ツバメの子すくすく 奈良県生駒市の商業ビル

口を大きく開けて餌を待つひな8日、生駒市元町1のグリーンヒルいこ

 奈良県生駒市元町1丁目の商業ビル「グリーンヒルいこま」で、今年も多くのツバメが子育てを行っている。同ビルのテナントでつくる「グリーン会」によると、2、3回卵を生み、夏の終わりに巣立っていくという。

 近鉄生駒駅や生駒ケーブル鳥居前駅とつながる同ビルの3階通路には計10ほどの巣があり、口を大きく開けて餌を待つ元気なひなの姿が見られる。

 7月27日に同ビルで開かれる「いこまマルシェ」(グリーンヒルいこま主催)では、長年にわたり同ビルのツバメを観察する男子高校生による「ツバメの講習会」がある。ほかにも、同ビルのテナントや県内の店舗が出店する。

 グリーン会の沢村章男会長(65)は「ひなたちが元気に育ってほしい」と話していた。

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