マドリーが2季ぶりのファイナル進出! 終盤にホセルが2発、2戦合計4-3でバイエルンを撃破! 決勝ではドルトムントと激突

現地時間5月8日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝・第2レグでレアル・マドリーとバイエルンが前者の本拠地サンティアゴ・ベルナベウで激突した。

第1レグは互いに譲らず、2-2のドロー。決勝進出を懸けた大一番の第2レグでは、マドリーが最初のチャンスを迎える。6分、細かいパスで中央を崩してヴィニシウスが右サイドへ展開。パスを受けたカルバハルがダイレクトで際どいクロスを供給するも、味方には合わない。

さらに13分には、ボックス内でカルバハルのパスを受けたヴィニシウスが右足で狙うも、左のポストを直撃。こぼれ球にロドリゴが詰めたが、GKノイアーの好セーブに阻まれた。

26分、バイエルンにアクシデントが発生。ピッチに座り込んでしまったニャブリが負傷交代となり、デイビスが投入された。その直後には、ペナルティエリア手前からケインがボレーを放ったが、GKルニンに防がれた。その後、両チームにゴールは生まれず、このまま0-0で前半を終える。

【動画】ホセルのゴールが決まり、マドリー逆転の瞬間!
後半に入り、マドリーが猛攻を仕掛ける。52分に左サイドを突破したヴィニシウスがポケットに侵入し、ゴール前に折り返したが、デ・リフトにブロックされた。

その3分後には、再びドリブルで仕掛けたヴィニシウスのクロスにロドリゴがダイレクトで合わせるも、わずかにゴール右に外れる。

一方のバイエルンは68分、左サイドから上がってきたデイビスがカットインから左足を一閃。強烈な一撃をゴール右に叩き込んで、待望の先制点を奪った。

ビハインドを負ったマドリーは72分、モドリッチのショートコーナーからバルベルデがダイレクトシュート。これがデ・リフトに当たってゴールに吸い込まれる。しかし、ボックス内でナチョがキミッヒへのプッシングを取られて、オンフィールドレビューの結果、ノーゴールと判定された。

それでも88分、ヴィニシウスのミドルをGKノイアーがキャッチできず、こぼれたボールを途中出場のホセルが押し込んで同点ゴールを挙げる。さらにアディショナルタイムにもリュディガーの折り返しにホセルが合わせてネットを揺らす。一度はオフサイドと判定されたものの、得点が認められて決勝弾を奪った。

このまま2-1で終了し、2戦合計4-3で勝利したマドリーが2季ぶりのファイナル進出を決めた。6月1日に聖地ウェンブリーで行なわれる決勝では、ドルトムントと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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