グルージャ盛岡と富士大が激突 12日、天皇杯岩手県代表決定戦

 サッカーの第74回岩手県選手権兼第104回天皇杯全日本選手権県代表決定戦(県協会、岩手日報社主催、細川産業特別協賛)は12日、盛岡市のいわぎんスタジアムで決勝が行われる。第1シードで決勝から登場するJ3いわてグルージャ盛岡と、2年ぶりの天皇杯切符を目指す富士大が激突。午後2時キックオフ。入場無料。

 4年連続出場(2022年はJ2枠)を狙うグルージャはGK大久保択生(たくお)、DF西大伍ら経験豊富なメンバーがそろう。前回県決勝は東北社会人リーグ1部のFCガンジュ岩手を7-1で下した。天皇杯は1回戦を突破し、2回戦でJ1横浜FCに敗れた。今季リーグ戦で最下位に沈むだけに、勝って浮上のきっかけをつかみたい。

 富士大は準決勝でFCガンジュ岩手を3-0で破り、2年ぶりの決勝進出を決めた。MF西椋弥(3年)が攻守のバランスを取り、DF奥野睦生(むつき)主将(4年)が守備陣を統率する。グルージャで12~15年に指揮を執った鳴尾直軌監督が今春着任。攻撃的なサッカーを理想に掲げるが、格上のJリーグチーム相手にどのように戦うか。

© 株式会社岩手日報社