「欧米ではゲップよりも屁の方が許される」 さまざまな分野で垣間見える文化の違い

欧米ではゲップよりも屁のほうが許される?

ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが、金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)で、「私の特殊能力」をテーマにメールを募集した。

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さまざまな特殊能力についてのメールが寄せられたが、サマンサが最初に紹介したのは、「複数人で話しているときに、すかしっ屁であっても誰かが屁をこいたら、においで誰か言い当てられる能力」についてのメール。リスナーの友人が持つ能力らしいが、友人が遅れて合流したときにも「ちょっと前に屁こいたやろ!」と言い当てられるのだそう。

このメールをきっかけに、航空業界に16年勤めた経験があり、海外での生活経験もあるサマンサが「欧米では、ゲップと屁であれば屁のほうが許される」という情報を紹介。「屁は自然なことだから仕方がなくて、『ソーリー』『エクスキューズミー』と言ったら許される。一方で、“ゲップは我慢できるはず”という考え方で、日本とは少し文化が違う」と説明すると、ウラリエは興味深そうに聞いていた。

「特殊能力とまで言えるかはわからないが」と前置きしたうえで、「直感で思ったことを言うと当たることがしばしばある」と話したサマンサ。知人が外出する際に「その車で行かんほうがいいかも」と言ったところ、その車は高速道路でエンストしレッカー移動になったのだとか。この話を聞いたウラリエは、「すごい能力ですね」と驚きを隠せないでいた。

リスナーからはほかに、「子どものころ、体の中に方位磁石があるかのように、どこへ行っても方位が分かりました」というメールが寄せられた。50歳を過ぎた現在はその能力は失われ、中国を訪れた際に自身のいる場所をまったく把握できず、1度行ったことのあるホテルまでの10分ほどの距離を1時間かけて歩いたという。

方位がわかる能力に「すごい」と感心するサマンサに対し、ウラリエは「私はGoogleマップがないと生きていけない」とコメントを残した。

なかには、「誰よりも早く、かつどこでも寝られるという特殊能力」を持つリスナーもいた。リスナーいわく、「眠りの速さなら、あののび太くんにも負けない自信があります。電車やバスに乗っているとき、公園のベンチで休憩しているとき、どんな状況でも周囲の雑音を気にせず眠ることができます」とのこと。

メッセージを聞いたサマンサは、「外では戦闘体制になっているので熟睡はできない」と話したうえで、「どこでもよく眠れるという人に限って、いびきがうるさかったり、屁をこいてくれたりするんですよ」と鋭いひと言を投げかけた。

ほかにも、「翼の先端やストロボライトを見ると航空機の機種がわかる」「どんなに飲んでも二日酔いにならない」「消費期限を大幅に過ぎていても、自分の鼻と舌で食べられるかどうかを判断できる」「音を聞くと周波数がだいたいわかる」「自分の頭に自分でパーマをあてられる」など、独特な特殊能力についてのメールが多数寄せられた。

(取材・文=バンク北川 / 放送作家)

※ラジオ関西『Clip金曜日』2024年5月3日放送回より

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