社民・大椿裕子副党首「海はゴミ箱じゃない」原発処理水放出に言及 WHO基準は大きく下回る

社民党副党首で参議院議員の大椿裕子氏が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、福島第1原発の処理水についてコメントした。

大椿氏は「原発処理水の海洋放出、5回目を完了 海水から29ベクレル検出に東京電力『放出水が少し高めの数値だった』」と題したネット記事を引用。「海は都合の悪いものを捨てられるゴミ箱じゃないんだよ。」とつづった。

記事は5月3日に、放出開始後では最高の1リットル当たり29ベクレルを検出したという内容だった。放出出停止を判断する700ベクレルは下回ったという説明もある。

東京電力は7日、福島第1原発周辺で6日に採取した海水から、1リットル当たり13ベクレルの放射性物質トリチウムを検出したと発表。世界保健機関(WHO)の飲料水基準(1万ベクレル)は大きく下回っている。検出したのは処理水の放出口に最も近い場所で採取した海水とされており、他の場所では検出下限値未満だったという。

(よろず~ニュース編集部)

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