アントワン・フークア監督、ディストピアン小説を映画化へ

アントワン・フークア監督がディストピアン小説『スカイズ・エンド』を映画化する。「イコライザー」シリーズなどで知られるフークア監督は、自身の製作会社ヒル・ディストリクト・メディアを通して、マーク・J・グレッグソンの同デビュー小説を原作とした新作に取り組んでいるという。

今年はじめに出版されニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーとなった同小説では、故郷を追われた10代の青年コンラッドが恐ろしい叔父から妹を救いだすために「セレクション・オブ・トウェルブ・トレーズ」に入隊しようとする姿を描く。有毒の黒い雲の上に浮かぶ島ホルムステッドで航空船のクルーとなったコンラッドは、モンスターと闘う中、雲の下の世界の存在を知る。

映画化に向けて、トラストブリッジ・エンターテインメントが出版社ピーチツリー・ティーンから権利を獲得、製作総指揮を担う同社のボブ・ヒギンズは、デッドラインにこう話している。「ヒル・ディストリクトは、私たちのパートナー候補リストの一番上でした。アントワン・フークアは、魅力的だが欠点のあるヒーローや複雑な人間関係、いちかばちかの状況、そしてしばしば大規模のアクションを伴うストーリーを語ってきた比類のない経歴があります。完璧なマッチです」

そして原作者のグレッグソンは「読者がスカイランズの世界を目にすることを本当に待ちきれません。恐ろしいモンスターや大戦、記憶に残るキャラクターたちが大スクリーンで蘇るのです」と喜びを語っている。

一方フークア監督は、2025年公開予定のマイケル・ジャクソンの伝記映画『マイケル』のプロジェクトも進行中だ。

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