26年度の販売量1.5倍へ 中部鋼鈑が中期計画

 電炉で厚鋼板を製造する中部鋼鈑(本社名古屋市)は8日、2026年度を最終年度とする3年間の中期経営計画を策定したと発表した。厚鋼板や鋳片の「鉄鋼製品」販売量を26年度に23年度比約1.5倍の80万トンへ引き上げを目指す。

 販売量を増やすため、新電気炉を導入。3直2交替から4直3交替に変更し、稼働時間を拡大する。脱炭素への取り組みを背景に高まる電炉厚鋼板の需要を取り込む。

 3年間で戦略的設備投資は120億円を計画。26年度に、連結経常利益は150億円(23年度は102億円)を目標にする。

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