22歳日本人にバイエルン&トッテナムも注目 北欧へのスカウト派遣が判明「最も有望な選手たち」

鈴木唯人にバイエルンやトッテナムも注目?【写真:Getty Images】

鈴木唯人に対して欧州からの関心が止まらない

デンマーク1部ブレンビーIFのMF鈴木唯人は、今季終盤戦で目覚ましい活躍を遂げている。複数の欧州クラブからの関心が伝えられているなか、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンとイングランド1部トッテナムも視察に訪れたようだ。

22歳の鈴木は昨夏、清水エスパルスからブレンビーへ4年契約で加入。今年4月に入り、プレーオフラウンドで直近6試合3得点5アシストと驚異的な数字を残しており、5月6日のミッティラン戦ではアシストをマークした。

鈴木に対してイングランド1部マンチェスター・シティやリバプール、スペイン1部レアル・ソシエダなど計12クラブのスカウトが実際に試合観戦したこともデンマークメディア「bold.dk」によって明らかになっていた。

5月8日にはドイツの大手誌「キッカー」が、シュツットガルトが注目していると報道。ミッティラン戦も現地視察したとされたなか、バイエルンとトッテナムも訪れていたとデンマークのスポーツ誌「ティプスブラデット」が報じている。

同誌は「スーパーリーグで最も才能が有り、最も有望な選手たちがプレーしている。ビジターチームはブレンビーの精力的なチームで活躍する鈴木唯人とニコライ・バリスを出場させたが、若手エースのマティアス・クビストガルデンはまだ負傷中。ミッティランはダリオ・オソリオ、フランクリノ、オリバー・ソレンセンと言ったスーパーリーグで最も有望な選手を擁しており、マッツベック・ソレンセンとチョ・グエソンも今季好成績で関心を集めている」と、多くの若手が躍動する一戦を観戦しに、ビッグクラブのスカウト陣が訪れたことを伝えた。

そのなかで、バイエルンがデンマークまで視察することに対して「おかしな話に聞こえるかもしれない」と前置きしながらも「しかし、バイエルンはレバークーゼンに王者を奪われたばかりで、ライプツィヒやザルツブルクといった元レッドブルの選手たちを主力の座に据えるなど、目を見張るような方向転換に乗り出し、物議を醸している」と、視野を広げて今夏の補強に臨むことを指摘した。

この一戦には「2つのビッグクラブに加えて、ドイツ、イタリア、オランダなどほかの多くの有名クラブが集結。これらのクラブの選手の多くは1、2年後には海外でプレーすることになるだろう」と、鈴木を含む若手がデンマークから旅立ちステップアップすることを予想した。(FOOTBALL ZONE編集部)

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