「竹」だけのフェス開催  新たな活用を模索 横浜市青葉区

竹の様々な楽しみ方を披露する「竹フェス!2024」が、4月29日に荏田西コミュニティハウスで開催され、大勢の来場者で賑わいを見せた。

このフェスは同コミュニティハウスと、地域循環の仕組みづくりに取り組むSOZAi循環Labの共催。竹林を間伐しても使い道がなく、放置すると「竹害」を引き起こすことから、同Labが竹の活用方法を研究し始めたのがきっかけ。竹から作った竹炭を使った墨汁や染物など様々な用途を紹介し、地域で活用するなど、小さな循環の創出を目的としている。

当日はミニ竹ぼうきづくりや竹割り、竹炭墨汁によるアート制作など、体験できるブースが多数出展。また竹で作ったピラミッドや竹製の椅子の展示なども行われた。採れたての筍や竹の皮で包んだおこわ、竹炭入りコーヒーの販売も実施され、買い求める人が列を作っていた。同Labを運営する柏木由美子さんは「今後は竹を地域の資源として循環させていきたい」と話していた。

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