大谷翔平は“MVPではない” 米敏腕記者が挙げる候補「一部の人たちを怒らせてしまう」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ジョン・ヘイマン記者、大谷は「球界で最高の選手だ」

ドジャースに移籍した大谷翔平投手は、MVPに輝くことはできるのか。米メディアのライブチャット動画に出演した米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、“大谷ではない”別の選手を候補に挙げている。

スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」の野球アカウント「B/Rウォークオフ」に出演した同記者は、大谷を「球界で最高の選手だ」と称えながら、「彼は現時点でMVPだろうか? 私の考えでは、おそらくムーキー・ベッツだろう。私は(この発言で)一部の人たちを怒らせてしまうだろう」と、同僚のベッツを候補に挙げた。

同記者は「ベッツは遊撃でプレーしており、そしてリーグでオオタニに次いで攻撃面で2番目に素晴らしい選手だ」と説明した。

大谷は2021年、2023年に続く3度目のMVPを狙うシーズンだが、今季は右肘のリハビリもあって野手での出場に専念する予定だ。しかし、MVPは守備での貢献も評価されてきた歴史があり、大谷のメインポジションである指名打者で1年間出場し、これまでMVPを獲得した選手は1人もいない。

「B/Rウォークオフ」のX(旧ツイッター)のアカウントでも「ヘイマン記者がナショナルリーグMVP候補を発表(大谷ではない)」と投稿。大谷の名前が登場するのは当然というニュアンスながらも、他の選手を選んでいる点を強調している形だ。指名打者としての出場がメインの大谷が、守備の評価など関係ないほどの圧倒的成績を残せば、受賞の可能性も見えてくる。またも、“史上初”を打ち立てることはできるだろうか。(Full-Count編集部)

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