新築工事現場での労災報告せず 建設業の代表ら3人を送検 岸和田労基署

大阪・岸和田労働基準監督署は、労働者死傷病報告書を提出しなかったとして、建設業の二川工業(大阪府泉南市)の代表者および同社の関係請負人の代表者、元方事業者の代表者の計3人を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで大阪地検に書類送検した。3人は令和3年5月に発生した休業4日以上の労働災害について、同労基署に対して報告をしていなかった。

労災は、岸和田市内の飲食店新築工事現場で発生した。二川工業の労働者が地上から高さ5メートルから墜落し、重傷を負っている。2次下請として入場していた二川工業の代表者は、ほか2人と共謀して報告書を提出していなかった。

【令和6年3月19日送検】

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