バイエルンがCLベスト4敗退 12季ぶりの無冠が確定「ケインの呪い」

敗退が決まり頭を抱えるハリー・ケイン(ロイター)

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦(8日=日本時間9日)で、名門バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)はアウェーでレアル・マドリード(スペイン)に1―2と逆転負けし、2戦合計3―4で、同じドイツ勢のドルトムントと対決する決勝(6月1日=同2日、英ロンドン)進出を逃した。

後半23分にカナダ代表MFアルフォンソ・デービスのゴールで先制し、1―0とリードして迎えた後半43分に守護神のドイツ代表GKマヌエル・ノイアーのキャッチミスから同点にされると、アディショナルタイムに勝ち越し弾を許して敗戦。Bミュンヘンは12シーズンぶりの無冠が確定した。痛恨の敗戦にトーマス・トゥヘル監督は「敗戦を受け入れるのは難しい。あまりにも多くのケガがあった」とし「回復には時間がかかるだろう。最後は裏切られたような気分だ」と振り返った。

ドイツ誌「キッカー」は、今季新加入のイングランド代表FWハリー・ケインについて「リーグ32試合で36ゴールを記録したストライカーは初めての海外移籍で〝勝利の文化〟を理由にバイエルンを選んだ。しかしケインはタイトルを取れなかった」とし「ケインの『呪い』は続く」と報じていた。

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