センシンロボティクス、屋内点検ドローン「EP-1」をジャストが採用

ジャストは、第三者独立機関として年間3,000~5,000棟の構造物を調査・検査・点検・診断まで行っている構造物調査のリーディングカンパニーだ。また、最新テクノロジーを活用したサービスの一環としてドローンによる構造物の調査サービスも展開している。

ジャストでは導入を検討する上で、顧客の課題解決に直結していることが重要と考えたという。よって、事前の検証フェーズではジャストのパイロットにより自社施設のほか、約2カ月間にわたり実際の現場で検証した。

国内最大級の展示場、大型スタジアム、テーマパーク、オフィスビルの天井内、ヒューム管内調査において有効性や限界を検証。本機体は「現場にいつでも持っていく」をコンセプトとした機体の直径サイズが約30㎝の小型機体で、持ち運びが容易だ。

また、精度の高いポジショニング技術を用いることで機体が安定するため、屋内など、非GPS環境下でも簡単に機体の操作が可能になるという強みがある。

検証を通して、操作時の機体の安定感に対する高い評価に加えて、操作の簡易性による業務スキルの習得期間の削減効果が期待されることからジャストのドローン調査サービスの新たなラインナップとして「EP-1」が採用されたという。

ユーザーの声

屋内のドローン点検をサービスとして提供している会社は少しずつ増えているのですが、構造物調査会社が母体というところは私どもが知る限りありませんでした。「EP-1」の導入のきっかけは、ある現場のお客様からの一言です。「点検なんだから、本当は調査会社のジャストに屋内ドローン点検もやって欲しい」そう言われたのが発端です。ところが既存の機体を調べてみると、操作の習熟が難しい、機体価格が高すぎるなど、導入の障壁が多く、そのためしばらく諦めていました。昨年末、「EP-1」の情報を得て、実際に2か月間の検証を行いました。検証してみると、操作がとても簡単で機体の安定感に違いを感じ、しっかりとホバリングができるのに驚きました。静止できるということは、点検をする上で実はとても大事なことなのです。それはしっかり“観る・診る”ということと同義だからです。 内心、“やっと点検そのものに集中できる”、そんな機体に出会えたと胸が熱くなりました。

今後、センシンロボティクスはジャストが提供してきた建物診断技術・撮影・第三者性に強みを持ったサービスのさらなる付加価値創造へ向けてジャストと協業する。

撮影後のデータ利活用として、設備情報を一元管理、活用が出来る「ゲンコネ」を連携することでクラウド上で撮影データやタスクの可視化を実現するなど、新たな価値提供を目指すとしている。

ドローンについて

https://www.drone.jp/news/2023120510530777365.html

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