気温が低いのは10日(金)朝まで 日中は夏日が続出 週末はさらに高温に

 きょう(木)午後は西日本を中心に晴れて、東日本や東北の雲も次第に取れてきそうだ。けさは全国的に冷え込んだ所が多いが、午後もこの時季としては気温が低めとなる見込み。今夜~あす10日(金)は再び身が引き締まる冷え込みとなるが、あす(金)日中は気温の急上昇する地域が多そうだ。週末はさらに気温が上がってくるので、服装や体調管理に注意したい。

■気温差に注意

 けさは北海道の68地点で0℃未満の冬日となり、本州の標高の高い地域でも5℃を下回った。この時間も雲が多い東日本を中心に、気温の上がり方が鈍くなっている。午後は、北陸や甲信で平年の気温を大幅に下回り、東京周辺でも20℃に届かない所が多くなりそうだ。今夜以降は晴れる地域が多いため、あす(金)朝にかけては内陸を中心に冷え込みが強まり、東・西日本も霜のおりる所がある見込み。

 一方、あす(金)朝は太陽が昇り始めると、急激に気温の上がる地域が多くなりそうだ。このため、内陸を中心に一日の気温差が15℃以上、福島や長野など場所によっては20℃以上となるなど、服装選びが何かと難しくなると予想される。日差しは豊富だが紫外線に注意が必要で、絶好の洗濯日和であるがゆえに手肌の乾燥にも注意を払いたい。

■週末の天気

 11日(土)は全国オール晴天が約束されているが、昼間の気温はあす(金)以上に高くなりそうだ。特に、東北南部や甲信、北陸、山陰は30℃前後まで上がる所があり、引き続き一日の気温差が大きくなる見込み。適度な水分補給、強い紫外線や乾燥対策を続ける必要がある。

 12日(日)の天気は西から下り坂で、日中は九州で雨、夜以降はその他の西日本や東海、北陸の一部にも雨の範囲が広がりそうだ。週明け月曜日は、東・北日本で雨や風が強まる所があり、太平洋側は14日(火)朝まで雨が長引く可能性がある。
  
(気象予報士・高橋和也)

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