中国天津港、京津冀地区と南米東海岸結ぶ直行航路を開設

中国天津港、京津冀地区と南米東海岸結ぶ直行航路を開設

 【新華社天津5月9日】中国天津港で6日、京津冀(北京・天津・河北2市1省)地区と南米東海岸を結ぶ初の直行航路が開設され、海運大手、中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)のコンテナ船「中遠海運アルゼンチン(COSCO SHIPPING ARGENTINA)」が南米の複数の港に向けて出航した。

 新航路は1万4千TEU(20フィートコンテナ換算)のコンテナ船12隻が週交代で運航。南米からの鉄鉱石、農産物の輸入、中国からの日用品、化学品などの輸出に、より利便性の高い海上ルートを提供する。

 南米側の主な寄港地はブラジルの複数の港で、天津-ブラジル間の輸送時間が従来の54日から40日に短縮されるほか、冷蔵・冷凍コンテナの積載能力も81%向上する。中国北部と南米の貿易交流を効果的に後押しし、海外進出を図る内陸部の企業に新たな国際物流チャネルを構築する。(記者/李帥)

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