新人戦Vの古河一、0-1で敗れ関東大会出場を逃す「まだ少しプラスアルファーの努力の部分が足りない」

古河一・髙﨑護監督(写真=古部亮)

 令和6年度関東高校サッカー大会茨城予選の準決勝が5月8日にト伝ノ郷運動公園で行われ、3年ぶりの本戦出場を狙った古河一は大会連覇を狙う霞ヶ浦に0-1で敗れ関東大会出場を逃した。

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 試合序盤は霞ヶ浦にペースを握られ前半9分にCKから失点。その後攻め込む場面も作るも最後まで相手ゴールをこじ開けることができなかった。

 古河一の髙﨑護監督は「立ち上がりちょっと構えてしまったなと。そこの所でやられてしまった。攻め込むことはできていたが、霞ヶ浦さんの真ん中が硬かったですね」と悔しさを滲ませた。

古河一イレブン(写真=古部亮)

 全国高校選手権出場回数9回。78年、80年度は頂点に全国の頂点に登りつめた古河一。あれから約半世紀が過ぎ、茨城県の勢力図は大きく変わった。現在は、近年茨城県をけん引する鹿島学園、明秀日立に次ぐ第三極を目指す古河一。今大会は惜しくも準決勝敗退となったが、今年の2月に行われた令和5年度茨城新人戦(新人選手権大会)では17年ぶりに優勝を果たし名門復活に向けての確かな一歩を刻んだ。

 「まだ少しプラスアルファーの努力の部分が足りないですね。もっとフィジカル的にも技術的にも自信がつくぐらいやらないと。そしてもっとカラーを出していかないといけないと感じています」(髙﨑監督)

 かつて栄華を誇った古河一は間もなくやってくるインハイ予選で89年度以来の全国の檜舞台を虎視眈々と狙う。

(文・写真=古部亮)

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