「44ゴールも決めている選手を外した」元英代表がケインを代えたトゥヘル監督の采配を批判!「奇妙」「キム・ミンジェの投入もおかしい」

現地時間5月8日に開催されたチャンピオンズリーグの準決勝・第2レグで、バイエルンはレアル・マドリーと敵地で対戦した。

ホームでの第1レグを2-2で引き分けたバイエルンは、68分にアルフォンソ・デイビスの豪快なミドルで先制に成功する。

しかし88分、ヴィニシウス・ジュニオールのシュートをGKマヌエル・ノイアーがキャッチできず、ホセルに押し込まれて追いつかれると、アディショナルタイムにも、ホセルに決められて勝ち越し弾を献上。1-2で逆転負けを喫し、2戦合計3-4で敗退した。

【動画】ホセルが3分で2ゴール、マドリーが大逆転勝利!
英メディア『Daily Mail』によると、元イングランド代表のオーウェン・ハーグリーブス氏は、1点リードの85分にエースのハリー・ケインを交代させたトーマス・トゥヘル監督の采配について「私が今まで見た中で最も驚いた交代の一つだ」と述べた。

「ケインがピッチを去ったのは予想外だった。(今季の公式戦)44ゴールも決めていて、最も信頼できる選手を外して、もう一人のストライカーである(マキシム・)シュポ=モティングを投入したんだ。ケインを外すことはできない。試合は残り5分とアディショナルタイムもあって、延長戦も考えられた」

また、ポール・スコールズ氏もこの交代策を「奇妙」とし、「トゥヘルの采配はおかしいと思った。たとえ1点を取られたとしても、延長戦やPKもあるし、マドリーの強さは知っているはずだ」と批判した。

さらに続けて、「キム・ミンジェの投入も同じだ。それまで彼らはかなり快適にプレーしていたと思うが、3バックに変更した。第1レグに続いてキムは動揺しているように見えた」と疑問を呈している。

なお、トゥヘル監督はケインの交代理由について「背中を痛めていて、交代せざるを得なかった」としている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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