著名人になりすまして投資名目で金銭をだまし取る手口などのニセ電話詐欺被害が相次ぐ中、福岡市南区で緊急対策会議が行われました。
警察・行政・コンビニなど約200人参加
福岡市城南区の中村学園大学で行われた「城南区ニセ電話詐欺等被害防止緊急対策会議」には、警察や行政をはじめ金融機関やコンビニエンスストアの従業員など約200人が参加しました。
会議では、ニセ電話詐欺の被害を未然に防いだコンビニエンスストアの従業員5人に感謝状が贈呈されました。
福岡県・今年2月末時点で10億円超の被害
警察によりますと、今年2月末までに福岡県内で確認された詐欺の被害は145件、被害総額は10億2000万円あまりに上っています。
福岡県警城南警察署・山邊晶貴署長
「多方面にわたり、被害者が広がっている現状にありまさに危機的状況にあるといえます」
また福岡大学の大上渉教授がニセ電話詐欺の被害者心理と防止策について講演を行いました。