緊急地震速報が鳴ったら…5つのケース別にとるべき行動を解説 どんな場面でも“あわてず・落ち着いて”

このあと強い揺れが来ることを知らせる緊急地震速報。このアラームが鳴った時、私たちはどう行動すれば命を守れるのか。2024年1月の能登半島地震で現地支援にあたった松山市市民防災安全課の竹場登主幹に「ケース別にとるべき行動」を聞いた。

シーン別にとるべき“とっさの行動”

1.基本の行動(室内)
机など潜れる場所があれば、下に潜り頭を低くする姿勢をとる。揺れが大きくて机からはみだしそうな場合は、机の足を握って自分の体を固定する。その場合でも片手で頭を守るべきだという。

2.隠れる場所がなかったら
落ち着いてガラスなど飛散しそうなものから少し距離をおいて低い姿勢をとる。先ほどと同じように頭を守る行動をとる。また隠れる場所がない場合は、身の回りにある物を使って頭を守るのも有効だ。

松山市市民防災安全課・竹場登主幹:
バッグとかクッションとかあってそのようなもので頭を守るとより安全です

3.エレベーターに乗っていたら
落ち着いて階のボタンを全て押す。そして最寄りの階に止まるのを待ち、最寄りの階に止まったらエレベーターの外に出て避難する。

4.街中を歩いていたら
ブロック塀や周囲の建物そしてガラス、そういったものを周囲の状況を落ち着いて確認して安全な場所を探して低い姿勢で揺れがおさまるのを待つのが大事だという。

5.車を運転していたら
ゆっくりとスピードを落としてハザードをたいて左側に寄せて止める。また車を止めた後、避難が必要な場合はキーをつけたまま歩いて避難するようにしよう。

松山市市民防災安全課・竹場登主幹:
避難した後、緊急車両とか災害支援車など車を動かさないといけない場合に速やかに動かせるようにするためです。徒歩での避難はみなさんが車で避難すると道路渋滞が起きるのでそういったことを避けるためです

ここまで5つのケース別にとっさの行動を紹介したが、どんな場面でも大切なのは、「あわてず」「落ち着いて」対処することだ。

松山市市民防災安全課・竹場登主幹:
地震が発生した場合、場面場面でとる行動は様々です。この場所でもし地震が発生したら、どういった行動をとろうか日ごろからイメージしておくことが大事だと思います

(テレビ愛媛)

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