当真伊都子、新ソロ・ピアノ・アルバムを発表 菊地慎とのデュオ“synfilums”の作品展も開催

岡山在住のピアニストの当真伊都子のソロ・ピアノ・アルバム『Beyond the Mountain』が、Schole Recordsより6月28日(金)にリリースされます。

2023年夏、神奈川の大磯にあるスタジオ・ライブラリー「SALO」にて録音された本作は、調律師により緻密に調整されたアップライトピアノの音色に導かれ、指の赴くままに紡がれた作品集。レコーディング期間中「SALO」にて開催されていた、Schole Recordsのアートディレクター・菊地慎の作品展からインスパイアを受けた楽曲を集めて構成されています。

霧が立ちこめる山奥の散歩道を歩きながら、見えない景色を想像しながら静けさに身を委ねていく、そんなイメージを纏った作品で、穏やかな光を感じる冒頭曲「Illuminator」や風が木々を揺らすさまが浮かび、心もざわめくような「Blowing」など、人それぞれの情景が喚起される8曲を収録。フェルトで細工が施されたことにより更にソフトになったピアノの音は、そっと花びらや新雪が舞い積もるような、そんな静謐な音景色を広げてくれます。

また、当真伊都子とSCHOLEの菊地慎による作品展〈津と山と ReBorn : ReBirth〉が5月25日(土)~6月2日(土)まで岡山・津山にて開催。会場は、PORT ART&DESIGN TSUYAMAで、入場無料。当真と菊地が2020年より始動したデュオ・プロジェクト“synfilums”の2作品目『ReBorn : ReBirth』(アートワーク&音楽)からの作品を中心とした内容です。

会期初日と最終日にはイベントも開催。オープニング・イベントでは当真伊都子によるピアノ演奏のほか、岡本方和(moderado music)による選曲や、根木慶太郎(451ブックス)による「大人のための絵本講座」が行なわれます。クロージング・イベントでは、synfilumsによる映像と音によるコラボレーション・ライヴが行なわれます。

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