「カメラ下ろして!」の注意も無視…IVEなど出演の韓国大学祭で一部ファンの“迷惑撮影”が物議

人気K-POPグループを招待した韓国の大学祭で、一部ファンの“ルール違反”が物議を醸している。

5月7日から本日(9日)まで行われている仁川(インチョン)大学の大学祭では最大のイベントとして、初日目にIVE(アイヴ)やCRAVITY(クレビティ)などが出演するなど、人気アーティストを招待しての公演が行われた。

そこで開催に際し、総学生会(学生自治会)は「持ち込み禁止物品」として飲食物や雨傘、酒類、ガム、ハイヒールなどを指定した。

また、「公演の妨害になる物品」として花束や風船、瓶や缶類なども禁止したほか、韓国で通称“大砲カメラ”と呼ばれる一眼レフカメラの持ち込みも禁じた。

「皆様の安全な大学祭のために、入場時に簡単な荷物検査をします」という総学生会は、注意事項として「入場後に持ち込み禁止物品が摘発された場合、退場措置を執ります」と伝えるなど、“大砲カメラ”などの持ち込み禁止を強く呼びかけていた。

「もう大学祭にアイドルを呼ばないで」

しかし、いざ大学祭が始まるとルール違反者が続出したようだ。在学生以外に公演観覧のため駆け付けたファンによって、現地は“修羅場”となる事態が発生したという。

実際、SNS上で公開された公演中の映像には、学生と思われる女性スタッフの緊迫した声が入っていた。

映像内で、女性スタッフは「カメラを全部下ろしてください」「警告を聞かなければ退場措置を執ります」「お願いですから、カメラ下ろしてください」「大砲下ろしなさい」「退場させますよ」と、一眼レフカメラで公演を撮影する一部ファンに注意を呼び掛けていた。

なかには絶叫にも近い叫びもあったが、一部ファンは注意を受けるなかでも撮影を継続していた。

(写真提供=OSEN)IVE

この映像がネット上で拡散されると、「もう大学祭にアイドルを呼ばないで」「スタッフの方が気の毒」「なぜいうことを聞かないのか理解できない」といった反応が寄せられた。

一方、現地で撮影を行っていたと見られる一部のIVEファンも、ネット上で「仁川大の撮影は大変だった」「あまりにしつこかった」「周りの“大砲”は撮影して捕まった」「セキュリティに引っかからないようにずっと注意していた」と不満を訴えており、これに対する批判も飛び交っている状況だ。

なお、本日(9日)の最終日公演では、ラッパーのpH-1やWoodie Gochild、BIG Naughtyのほか、I.O.I出身の歌手チョンハ、2PM出身の歌手パク・ジェボムらが出演する予定だ。

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