ネリが空港で日本のファンと記念撮影。母国メディアも注目「ネリはリスペクトを得た」「胸を張って日本の地を去る」

悪童の“神対応”が話題だ。

去る5月6日、ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、東京ドームで行なわれたWBC同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)との防衛戦に6回1分22秒TKO勝ち。1回にまさかのキャリア初ダウンを喫するも、5回までに2度のダウンを奪った王者が右カウンターで挑戦者を仕留め、4本のベルト防衛に成功した。

一方、この試合ネリが大いに盛り上げたことも間違いないだろう。8日には、プロモート契約を結ぶ『VIVA PROMOTIONS』が公式X(旧ツイッター)を更新し、都内の空港で撮影された一本の動画を共有。そこには、快く写真撮影や握手に応じるなど、日本のファンと交流したメキシコ人ファイターの姿が収められている。
文面には、「パウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超えた最強ランキング)のスターであり、モンスターとして知られるナオヤ・イノウエとの試合を終え、空港では、日本を去るルイス ・パンテラ(スペイン語でヒョウ、ネリの愛称)・ネリをファンが取り囲んだ。万歳」と綴られており、同アカウントも驚きを隠せないようだ。

また、それから一夜明けた9日には、メキシコのボクシング専門サイト『Izquierdazo』がXを更新。『VIVA PROMOTIONS』の動画を引用すると、「パンテラ・ネリがリスペクトを得た!ナオヤ・イノウエとの試合後、空港で日本のファンから写真撮影を求められる。メキシカンは胸を張って日本の地を去る」と伝えていた。

モンスター相手に真っ向勝負を挑み、観るものを魅了した悪童ネリ。彼への賛辞はしばらく続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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