石原さとみ、夫役・青木崇高にイラつく「はぁ?って思って」

石原さとみ

石原さとみが9日、都内で行われた映画『ミッシング』公開直前「母の日」特別試写会に登壇。元フジテレビアナウンサーの三田友梨佳をゲストに本作への思いを語るとともに、観客からの質問に答えた。

本作は、娘の失踪事件事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄される母親とその家族の葛藤を描く。

石原は、事件により世間の注目を浴びた事により、謂れのない誹謗中傷や好奇の目に晒されながらも、いつか必ず会える、その日を信じて、出口のない迷路を彷徨い続ける母親・沙織里を演じる。

「今までの自分を壊して欲しい」と、7年前、自ら𠮷田恵輔監督に直談判。出産を経て母となった石原がこれまでのイメージを一新させた新境地に挑んだ。

この日は観客からの質問に答えた。リアルに描かれる本作。なかでも沙織里の夫・豊の心無い言葉が心にグサッと刺さったと明かす観客もいた。その観客が、現場で豊を演じた青木崇高にイラっとしたことはないか?という質問が飛んだ。

「ありましたよ。青木さんにすっごいイラっとしました」と笑顔で語る石原。失踪した娘を探し出すため様々な事に取り組む沙織里だが、「チラシを配るにしてもお金がかかると、豊は乗り気じゃなかった。その時に言った言葉に『はぁ?』って思って。口が滑りに滑りまくったな豊って。一発OKでした。青木さんの豊はいっぱいありました」。

更に、誕生日を祝うシーンで、音声は使われないため話している内容はアドリブだったというが、その時の青木が演じる豊の言動にイラっとしたいう。それでも「どこを撮られても夫婦に見られていたと思います。あの関係性は出来上がっていました」とイラつきを引き出された青木の好演を称えるように笑んだ。

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