【浦和L】「優勝するんだ」ではなく「優勝します」。柴田華絵がアジア女子クラブ選手権決勝へ決意を示す

「皆さんには『来て良かった』と思えるような試合を見せたい」

[AFCアジア女子クラブ選手権 決勝] 浦和L – 仁川現代レッドエンジェルズ/5月10日18:00/浦和駒場スタジアム

「AFCアジア女子クラブ選手権・インビテーション」の決勝(正式名称『AFC Women’s Club Championship 2023–Invitational Tournament Fina』)三菱重工浦和レッズレディース (日本、WEリーグ)- 仁川現代レッドエンジェルズ(韓国)戦が5月10日、浦和駒場スタジアムで行われる。この決勝前日、WEリーグ 三菱重工浦和レッズレディース(以下・浦和)のキャプテン柴田華絵、楠瀬直木監督が記者会見を行い、決意を示した。また仁川現代からは、INAC神戸などで活躍した元なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の田中陽子が会見に臨んだ。

一時はAFC(アジアサッカー連盟)の中止が発表された。しかし関係者の働きかけで、一転して開催が決定。柴田は「いつも通り、私たちの良いところ、いいプレーを出せるようにしたいです。たくさんの方が応援にいらっしゃると思うので、皆さんには『来て良かった』と思えるような試合を見せたいです。決勝にふさわしい試合ができればと思います」と意気込みを語った。

2011年に神村学園高校から加入した柴田は、豊富な運動量と高い技術を備えたボランチとして活躍。これまでに、なでしこリーグ、WEリーグの両方の時代で、リーグ戦241試合に出場。キャプテンとして今年で8年目と、選手とクラブから寄せられる信頼も厚い。数々のタイトルを獲得してきたが、今回はACL女子版の本格的な実現に向けた一戦になる。

ちょうど1年前には、浦和トップチームがACL2022(2023年4・5月に開催)を制しており、今回、浦和レディースも優勝を果たしての“男女アペック・アジア制覇”を狙う。

柴田は「(男子トップチームが)ACLで優勝した姿を見ました。ファン、サポーターの熱い声援が自分たちの大きな力になると感じています。私たちは優勝しなくてはいけないチームだと思うので、『優勝するんだ』ではなく『優勝します』という意気込みで臨みたいです」と、アジアタイトルへの強い想いを口にした。

また楠瀬監督は次のように抱負を語った。

「歴史的な一戦に関われることを誇らしく感謝しています。仁川という韓国で歴史ある強いチームと戦えることを嬉しく思います。またアジアの女子サッカーの発展につながるように、またヨーロッパに負けないように、その良いキッカケになればと思います。皆さんに喜ばれるような試合ができればと思います」

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浦和 – 仁川現代の決勝は5月10日18時から、浦和駒場スタジアムで行われる。チケットは発売中だ。

取材・文/佐藤亮太

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