ヘンリー王子は国王、皇太子ともに対面できずさびしい訪英 記念礼拝は単独で出席

インヴィクタス・ゲーム10周年記念の礼拝に出席したヘンリー王子(ロイター)

ヘンリー王子は、8日にロンドンのセントポール大聖堂で行われたインヴィクタス・ゲーム10周年記念の礼拝に単独で出席した他の王室メンバーを招待したと報じられていたが、誰も姿を見せなかった。英各メディアが9日に報じた

デーリー・ミラー紙によると礼拝に参加したのはダイアナ元妃の弟のスペンサー伯爵だけだったという。

一方、チャールズ国王は大聖堂から3キロ離れたバッキンガム宮殿で今シーズン初めてのガーデンパーティーを開催。国王はカミラ王妃とともに出席して、公職に関わっている人間や軍の関係者、ショービジネス関係者ら約8000人を歓待した。

またウィリアム皇太子皇太子はウィンザー城での公務で叙勲式を執り行っていた。エリザベス女王の従弟に当たるケント公爵エドワード王子と、同じく従妹のオギルヴィ令夫人アレクサンドラ王女も叙勲式に出席していた。叙勲式は午前中に終了したが、皇太子時からだったが礼拝には出席しなかった。

同日には、本来ならヘンリー王子に与えられるはずだった陸軍航空隊大佐にウィリアム皇太子を任命した。このタイミングでの任命は王子への「顔面への平手打ち」だと一部メディアは報じている。

結局、国王とも皇太子とも対面できなかったヘンリー王子は9日にナイジェリアへ渡り、メーガン妃と合流する。ヘンリー王子にとっては今回も家族とはすれ違いに終わったさびしい訪英となった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社