トランプ前大統領の末息子バロン氏に注目 フロリダ州代議員として政治イベント参加

8年前のバロン・トランプ氏(ロイター)

ドナルド・トランプ前大統領の末息子バロン・トランプ氏(18)が7月の共和党全国大会のフロリダ州代議員として政界に進出する。バロン氏はこれまで公の場で発言したことがないが、これまでで最も注目度の高い政治的役割となる。米NBCニュースが8日、報じた。

バロン氏は5月17日に高校を卒業するが、メラニア夫人が強い意志で世間の視線から守ってきたため、これまで政治的な注目からほとんど遠ざけられてきた。それでも端正なマスクと6フィート7インチ(約201センチ)の高身長でメディアの注目を集めていた。

フロリダ州共和党のエヴァン・パワー委員長は「7月の共和党大会にフロリダ州から参加する41人の一般代議員の1人となる予定で、そこで共和党は彼の父親を11月の大統領候補に正式に指名する予定である」と述べた。

トランプ氏は共和党の大統領候補指名が確実とされており、7月の共和党大会で正式に党の候補者となることが決定される見込み。11月に大統領選が行われる。

現在、トランプ氏は口止め料裁判で連日出廷している。判事は、トランプ氏がバロン氏の卒業式に出席できるよう、5月17日の法廷は開かれないと述べている。

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