放送人グランプリ2024 特別賞にNBC宮路りかディレクター「ローカル放送の神髄を見せられる思いがする」長崎

毎年度の放送番組の中から「放送人の会」会員が推薦した番組を審査し、顕彰する「放送人グランプリ2024」でNBC長崎放送でテレビ番組の制作を行っている宮路りかディレクター(NBCソシア)が特別賞を受賞しました。

一般社団法人「放送人の会」は、NHK、民放、プロダクションなどの枠を超えて、番組制作に携わっている人・携わっていた人、放送メディアおよび放送文化に強い関心をもつ人々が、個人として参加している団体。「放送人グランプリ」は ”放送人の放送人による放送人のための賞”とされ、今回で23回目となる。

贈賞式は5月25日(土)午後3時から東京都内の千代田放送会館で行われる予定。

【グランプリ特別賞】贈賞理由

宮路さんが制作した「大輝、15の春」と「牛と生きる~長崎・鷹島あったか家族」が、昨年と今年、NHKワールドで世界に発信された。地方の民放局の作品が選ばれるのは極めて希だ。「大輝…」はギャラクシー賞などの受賞、「鷹島…」は民教協「日本のチカラ」での文部科学大臣賞に評価された。
取材対象は、ほとんどが長崎に暮らす“普通の人々”だ。足元にある素材が、宮路さんの手にかかると輝きを増す。「大輝…」では一人の障がい者を、番組を変えて何度も紹介した。放送のたびに障がいが改善していく様は、見るものに勇気を与えた。宮路さんが、30年に亘り、何気ない地域の出来事や人物を拾い上げ、伝え続けてきたことを通じ、ローカル放送の神髄を見せられる思いがする。

ギャラクシー賞を受賞した宮路りかディレクター制作「大輝、15の春」はYouTubeのNBC長崎放送の公式チャンネルで公開している。

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