東急、タッチ決済対応カードによる後払い乗車サービスの実証実験を開始へ

東急線の車両

東急電鉄などは8日、タッチ決済対応のカードなどによる後払い乗車サービスの実証実験を開始すると発表した。

タッチ決済乗車は、対応するクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードや、カードを設定済みのスマートフォンなどを、専用リーダーにかざすことで、直接列車に乗車できるもの。対象ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯で、Mastercardも順次追加するとしている。

東急電鉄では、2023年8月30日に、タッチ決済対応カードを用いたデジタルチケットサービス「Q SKIP」の提供を開始している。同サービスは、フリーきっぷなどのデジタルチケットとカードを紐づけて利用できるもので、交通系ICカードと同様にクレジットカードなどで直接乗車できるサービスではなかった。

サービスの提供対象は、世田谷線を除く東急線各駅。他社局線との直通乗車時には利用できない。世田谷線については、2024年中にも、車両または改札窓口に対応リーダーを設置し、サービス対象に加えるとしている。

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