女子野球部員ケージ下敷き事故で監督を書類送検

札幌市南区にある札幌新陽高校の女子硬式野球部の生徒が去年、バッティングケージの下敷きになった事故で、警察は業務上過失致傷の疑いで野球部の女性監督を書類送検しました。

事故は去年5月、札幌新陽高校の女子硬式野球部の部員が市内のグラウンドで練習中に移動式のケージを運んでいた際にケージが倒れ、生徒1人が下敷きになったものです。警察は適切な安全管理の義務があるにもかかわらず、生徒にけがを負わせたとして業務上過失致傷の疑いで野球部の女性監督を7日付で書類送検しました。事故当時、監督は、数メートル離れた場所で、別の作業をしていたということです。

警察などによりますと、生徒は現在も意識不明の状態だということです。札幌新陽高校は「安全管理と再発防止を徹底してきたい」としています。

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