本格的な夏が始まるのを前に三重県尾鷲市は8日、スポーツ飲料などを販売する大塚製薬と熱中症対策の取り組みについてキックオフ会議を行いました。
尾鷲市と大塚製薬は、市民の健康づくりや持続可能なまちづくりに連携して取り組もうと、去年11月に連携協定を締結しました。
今回の会議は、その一環として大塚製薬の提案で開催されたものです。
加藤市長や大塚製薬東海支店津出張所の繁沢肖所長などが出席しました。
大塚製薬からは、熱中症対策アンバサダーの講座といったソフト面での支援のほか、クールシェルターの確保や公立学校への自動販売機の設置といったハード面での支援について説明が行われました。
一方、尾鷲市からは、改正された気候変動適応法が4月施行されたことを受けて、熱中症特別警戒情報について、時間外でも担当者が防災行政無線で周知できる体制にあることなどが説明されました。
また今後の取り組みについては、クーリング施設の指定など、体を冷やすことのできる場所を設けることなどが説明されました。