「水原一平容疑者は今後、嘆願書を提出する予定」“賭博スキャンダル”の新展開をLA放送局も続報「元通訳が有罪に同意」「司法取引に基づき…」

大谷翔平の元通訳、水原一平容疑者の“賭博スキャンダル”が新展開を迎えた。現地5月8日、米連邦検察が水原容疑者に関して、銀行詐欺などの有罪を認める司法取引が合意したと発表した。

水原容疑者は、銀行詐欺1件、虚偽の納税申告書の提出1件で有罪を認めることに同意。司法取引に基づき、連邦刑務所で最長30年の刑に処される可能性があるという。

放送局『NBC Los Angeles』も賭博スキャンダルを続報した。「ドジャースのスター選手、ショウヘイ・オオタニの元通訳が、違法賭博の借金を返済するためにMVP選手の銀行口座から1700万ドル(約26億4000万円)近くを盗んだとして、2件の容疑で有罪を認めることに同意したと検察が発表した」と伝えている。

「検察によると、カリフォルニア州ニューボートビーチ在住の水原容疑者は今後、嘆願書を提出する予定だ。スポーツ賭博への“貪欲な欲求”を満たすため、長年の友人であり世界で最も高給取りのスポーツ選手から盗んだ金で、驚異的な回数の賭博を行なった」
また、連邦検察によって公開された合意文書では、いくつかの新たな事実が発覚した。水原容疑者が大谷の銀行口座から送金した総額は「1600万ドル(約24億8000万円)以上」とされていたが、実際は「1697万5010ドル(約26億3000万円)」だった。410万ドル(約6億3500万円)の所得申告漏れも指摘されている。

さらに23年9月には、歯の治療費として大谷から6万ドル(約930万円)の小切手を受け取ったが、治療代金は大谷のデビッドカードで支払い、小切手は懐に入れて自身の口座に振り込んでいたという。

水原容疑者の罪状認否は、5月14日に予定されている。

構成●THE DIGEST編集部

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