愛する娘と妻を目の前で奪われた男が復讐の鬼に 闘争本能全開 「FRANG/ファラン」ポスター

2024年5月31日より劇場公開される、「ヒットマン」などのバイオレンス描写で知られるザヴィエ・ジャン監督作「FRANG/ファラン」の、ポスタービジュアルが公開された。

ポスタービジュアルには、「血まみれの拳と肘が俺の武器」のコピーがタイトルよりも目立つように配置され、愛する娘と妻を目の前で奪われたサムが復讐の鬼と化し、抑えていたすさまじいまでの闘争本能を全開にした姿も切り取られている。

サム役で主演を務めるナシム・リエスは、2010年にフランスのキックボクシングのチャンピオンとなった過去を持つ実力者で「80年代・90年代のアクションスターであるジャン=クロード・ヴァン・ダムやスティーヴン・セガール、ニコラス・ケイジ、デンゼル・ワシントンなどがお手本でした」と語っている。本作の臨場感あふれるムエタイの試合シーンについては、「実際に殴り合っているからこそのリアルさだと思います。相手のキックボクサーが僕の前腕を折るんじゃないかと思ったほどです。顔以外は思い切り殴り合いました」と、撮影時のエピソードを明かしている。

「FRANG/ファラン」は、地元の裏社会から逃がれ、タイの美しいビーチへとたどり着いたフランス人の格闘家サムを描いた作品。現地で出会った妻ミア、娘のダラと仲むつまじく暮らしていたサム。ホテルのポーターとして働く一方で、危険なムエタイのファイターとして賭け試合に出場するのも、いつか自分の店を持ちたいというミアの夢をかなえるためだった。しかし、すねにきずを持つ”FARANG(よそ者、外国人)”のサムにとっては、簡単な話ではなかった。あせってフランス人の男ナロンからある仕事を引き受けたサムを待つのは、想像もしなかった過酷で残虐な運命だった。

監督はザヴィエ・ジャン。ホラーを中心に活躍してきたジャン監督が、容赦なきバイオレンスを描く。愛する者を奪われ、捨て身の覚悟でひたすら敵を殺しまくる主人公のサムを演じるのは、キックボクシングの大会で優勝経験もあるフランスの新星ナシム・リエス。極限まで鍛え上げられた肉体が繰り出す圧巻のアクションと、ジャン監督が見せる極限の人体損壊描写が、”ハードゴアな”アンサンブルを見せる。ほかに、ヴィタヤ・パンスリンガム、オリヴィエ・グルメらが顔をそろえている。

【作品情報】
FRANG/ファラン
2024年5月31日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:クロックワークス
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