フジ棚の花 青空に映え 一関・東山

5月の青空に映える主要地方道一関大東線沿いのフジ棚

 一関市東山町松川の主要地方道一関大東線沿いのフジ棚でフジの花が見頃となり、見事な花房が地域の人や通り掛かりのドライバーの目を楽しませている。

 同町内に点在するフジ棚の一つ。直径50センチほどもある太い幹から延びたフジの枝が長さ約15メートル、幅約2・5メートルの棚に絡まり、紫や白の無数の細かい花を付けた30~70センチほどの花房が地面に向かって垂れている。

 今年のフジは例年よりも早めの大型連休中から見頃を迎えた。

 日中青空が広がった8日は家族連れやカップルなどがフジ棚に立ち寄り、満開のフジを眺めながら付近を散策したり、花房をスマートフォンで撮影したりする姿が見られた。

 町内には主要地方道一関大東線沿いのほかJR大船渡線猊鼻(げいび)渓駅や砂鉄川河川敷駐車場近くのフジ棚、猊鼻渓や藤壺の滝など古くからのフジの名所もあり、景観に彩りを添えている。

© 岩手日日新聞社