正福寺 山門再建し落慶式 住職「これからも寺守る」 横浜市港北区

完成した山門をくぐり法要が行われる本堂に向かう奥村住職(最後尾)

新吉田町にある星宿山正福寺(奥村良玄住職)の山門が再建され、4月29日、関係者らを招いた落慶式が行われた。

新築再建は、前山門の老朽化や耐震対応、また前住職の願いであったことから、伝教大師最澄が亡くなって1200年にあたる2021年の「伝教大師一千二百年大遠忌記念事業」と位置づけ、寺の役員で構成する正福寺山門建設委員会(宮田八郎委員長)によって進められた。

奥村住職によると、以前の山門は本瓦葺きで重量があったが、再建により銅板葺きとなったことで、軽量化が図られたという。

法要に続けて行われた記念式典では、宮田八郎委員長が「由緒ある正福寺の山門が整備され、関係する皆様に感謝したい」とあいさつし、奥村住職は「皆様に寺を思って再建に携わっていただいた。これからも寺を守っていけるよう精進したい」と謝辞を述べた。

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