指揮官いわく「あと100年経っても犯さないミス」――痛恨失態のバイエルン守護神が絶句「ロンドンに片足を踏み入れていたのに」

決勝の舞台、ウェンブリーまであと数分だった――。

バイエルン・ミュンヘンは現地時間5月8日、チャンピオンズリーグの準決勝・第2レグで、レアル・マドリーと敵地で対戦。1-2で敗れ、2戦合計3-4で敗退となった。

分岐点となったのは、1点リードで迎えた88分のプレーだ。ヴィニシウス・ジュニオールのシュートを、守護神マヌエル・ノイアーが痛恨のキャッチミス。こぼれ球をホセルに押し込まれ、同点に追いつかれると、その3分後にもホセルに決められ、手痛い逆転負けを喫した。

それまで好守を連発するも、終盤にらしからぬ失態を犯したノイアーに対し、トーマス・トゥヘル監督は「一晩中、私たちを救ってくれていたマヌが、あと100年経っても犯さないようなミスをしてしまった」と述べるなか、本人は意気消沈の様子だ。

【動画】ノイアーが痛恨ミス。マドリーが88分から3分間で2ゴールの大逆転!
クラブ公式サイトによれば、ドイツ代表で117キャップを誇る38歳は、試合後のインタビューでこう語った。

「フットボールをやっている人なら、誰もがこの気持ちを知っている。あと一歩のところまでリードしていたのに、このような形で敗退するのは非常に苦しい。ロンドンに片足を踏み入れ、すでに決勝進出を思い描いていた。言葉を失ったよ」

「猿も木から落ちる」とは言うが、あまりに重要な場面で落ちてしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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