5月11・12日「Jリーグ勝敗」予想 町田、FC東京「アジア制覇」の余波、「山田楓喜復帰」東京Vに波乱、「監督交代」群馬に難敵

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今回のtotoはJ1第13節の9試合とJ2第15節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

ゴールデンウィークの連戦も終了して一息ついたところだが、J1は新たなフェーズに入っていく。戦いを変化させる要素のひとつが、U-23日本代表選手たちの戦線復帰だ。

U-23アジアカップに出場した若き日本代表は、パリ・オリンピック出場権を獲得するのみならず、優勝を成し遂げた。2度目のアジア制覇は、快挙と言っていいだろう。

栄光を手に、選手たちはカタールから戻ってきた。一部の選手は前節からピッチに立っているが、今節から本格的に戦線復帰することになる。

最も大きな恩恵を受けるチームのひとつは、首位のFC町田ゼルビアになるだろう。平河悠と藤尾翔太は早くも前節、交代出場で勝利に貢献。アジアカップ前から存在感を高めていた2人の復帰は、チームにとって大きな後押しとなる。今節対戦する湘南ベルマーレは侮れない相手ではあるが、ここは町田の勝利を抑えておきたい。

FC東京には、3人の選手が帰ってくる。特にキャプテンの松木玖生と今季リーグ戦6試合で5得点している荒木遼太郎の復帰は大きい。

荒木には脳震とうの疑いもあったが、チームへの合流がSNSで発表されている。帰国した3人は前節はベンチメンバーにも入っておらず、休養は十分。相手の柏レイソルにも関根大輝が戻ったが、より大きな恩恵を受けるのはFC東京になるだろう。

■アジア制覇の立役者が復帰も…東京Vに「落とし穴」

こうして東京の2チームの勝利が予想されるが、残るひとつの東京勢にとって、そう簡単に事は運びそうもない。東京ヴェルディには、ある事情があるのだ。

アジア制覇を決めるゴールをマークした山田楓喜が戻るのは、東京Vにとって心強い要素である。だが、そのプラス以上の「落とし穴」がある。今節、染野唯月と林尚輝の欠場が決まっているのだ。

2人はともに昨季から東京Vに加入し、J1復帰に大きく貢献した。今季もまぎれもない主力だが、今節戦う鹿島アントラーズからの期限付き移籍ということで、古巣との対戦に出場することはできないのだ。

前節、今季初の連勝を飾った東京Vだが、今節は山田の復帰よりも2人の欠場のほうが痛手になるとみる。Jリーグ初のチャンピオンシップで激突した名門同士の対戦は、鹿島に軍配が上がるだろう。

J2とJ3では5月8日、2件の監督交代人事が発表された。そのうちひとつが、ザスパ群馬だ。昨季は11位へ導いた大槻毅監督だが、今季はわずか1勝と苦しみ、契約解除に至った。

監督交代は、強烈なカンフル剤である。選手たちが奮起し、監督交代直後に勝利を手にすることも多い。

しかも今回対戦するベガルタ仙台とは、2022年にJ2で再会して以降、2勝1分1敗と勝ち越している。6位につける難敵だが、群馬の奮起と勝利を予想したい。

今回のtotoの購入締切は5月11日で、ネット決済による公式サイトでの販売は13時50分(コンビニ決済は12時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

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