能登半島地震を教訓に 木之本町でヘリコプター救助訓練

今年1月に発生した能登半島地震では、孤立した地域への救助活動も課題となりました。県内でも、災害時、孤立地域が発生する可能性はあり、9日は、ヘリコプターを使った災害救助訓練が行われました。長浜市木之本町で行われた訓練には、県警のヘリコプター「いぶき」が使われ、県警の航空隊と木之本警察署の警察官らが参加しました。

訓練は、管内で大規模地震が発生したとの想定で行われました。今年1月に発生した能登半島地震では、石川県輪島市や珠洲市などで、山間部の道路が寸断されて孤立状態となった地域もあり、救助が遅れる事態が発生していました。木之本警察署によりますと、管内の長浜市木之本町でも、災害時に孤立する可能性がある地域が、複数あるということです。9日の訓練は、ヤンマー木之本工場の敷地で行われましたが、実際に災害が発生した時にも、この場所を、臨時のヘリ発着場として使用し、医療機関への搬送などが行われるということです。木之本警察署では、今後も訓練を重ね、管内の災害危険箇所からの救助ルートなど対策を進めていくとしています。

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