【バンビシャス奈良】「大学卒業はプロバスケ選手になるつもりはなくて……」 藤髙宗一郎選手インタビュー(後編)

【バンビシャス奈良】「実は大学卒業後はプロバスケ選手になるつもりはなくて…。」 藤髙宗一郎選手インタビュー(後編)

バンビシャス奈良で4シーズン過ごした藤髙宗一郎選手が今シーズン限りで5人制バスケットボールのプロ選手キャリアを引退する決断をした。

今回は引退試合を終えた1週間後に藤髙宗一郎選手にインタビューを行った。

後編は「これからの人生について」。

引退後について

ー引退セレモニーの際に「藤髙先生」になったと聞いてびっくりしました(4月から高校の先生になられました)。大学時代に高校の教員免許取られていたのですか?

藤髙選手「実はもともとプロになる予定はなかったんですよね。大学卒業後に教員になろうと思っていました。まさか10年プロ生活をしてから、教員になるとは思ってもみなかったですね。」

ー高校で教えている科目は?

藤髙選手「保健体育です。4月からがっつりやっていて、今日も2限授業をしてきましたよ笑。」

ー指導者の立場になり、バスケットボールの見方は変わりましたか?

藤髙選手「生徒たちには自分の経験を踏まえた上で、いろいろ指導しているんですけど、伝え方とか、言葉の使い方とか、まだまだ自分の足りないところがあると思いますね。生徒1人1人を見れていないなと思うところもあり、僕の力量のなさかなとは思います。そこは突き詰めていきます。」

ーどういった指導者になりたいですか?

藤髙選手「チームが勝つことも大切ですが、選手の将来を考えて指導してあげたいなと思います。選手としてもそうですし、人としても彼らが大人になってから困らないようにしてあげたいです。スキル、人間形成の部分も両方を高めてあげたいと思いますね。」

Nara Great Buddhers(奈良グレートブッダーズ)電撃入団の可能性は?

ー5人制バスケは引退ですが、3X3はまだ続けますよね?奈良にも3X3のチーム(Nara Great Buddhers)があります。地元チームに電撃入団ってことはないですか?

藤髙選手「代表から連絡はありました。ただ、もうすでにチームが決まっているので、今すぐ入るということはないですけど、今後関わっていくことはあると思います。近い未来に僕の体がまだ動き、オファーをもらえたらプレーさせてもらうことがあるかもですね。」

ーそれでは最後に奈良の方々へメッセージをお願いいたします。

藤髙選手「4年間、うまくいかないことばかりで、奈良のブースターの皆さまを歯がゆい気持ちをさせてしまったと思います。それでも変わらず熱い応援をしてくださり、見捨てることなく、背中を押してくれて、ありがとうございました。皆さまに感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました。」
と最後まで笑顔でインタビューに答えてくれた。

藤髙選手のセカンドキャリアを我々も奈良から応援したい。
そして、またいつか奈良で藤髙選手のプレーが見られることを期待したい。

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