骨粗しょう症の共同研究 野洲市と滋賀医科大学が協定

野洲市と滋賀医科大学はこのほど、骨粗しょう症予防などの共同研究講座設置のための協定を結びました。2年後に開設予定の新しい市民病院の特色にもつながると期待されています。協定の締結式は今月2日、大津市にある滋賀医科大学で行われ、野洲市の栢木進市長と滋賀医大の上本伸二学長が協定書を交わしました。協定の締結により、今年度から5年後の2028年度まで、野洲市は年間、およそ2500万円の研究費を負担。

滋賀医大は、骨粗しょう症などの予防につながる骨軟骨の代謝や関節機能再建のための研究を、整形外科学講座の今井晋二教授を中心に進めます。これらの取り組みにより、症状の予防や患者のケアなどを充実させ、市民の健康寿命を延ばしたいとしています。野洲市では、2年後の2026年度中に新しい市民病院が開設される予定で、こうした滋賀医大との連携を新しい市民病院の特色づくり、更には、他病院との差別化につなげたい考えです。

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