「間違いないです」児童3人を車ではね重傷負わせた76歳男起訴内容認める 検察側 禁錮1年2か月を求刑=静岡地裁浜松支部

2023年10月、浜松市で下校中の児童3人を車ではね、重傷を負わせた罪に問われている男の裁判が始まり、男は起訴内容を全面的に認めました。

過失運転傷害の罪に問われているのは、浜松市に住む無職の男(76)です。起訴状などによりますと、被告の男は、2023年10月26日の午後、浜松市中央区の市道で軽乗用車を運転し、道路わきで立ち止まっていた下校中の児童3人をはねて重傷を負わせた罪に問われています。

被告の男はハンドル操作を誤ったとされていて、はねられた児童はそれぞれ全治6か月から2か月のけがをしました。

5月9日、静岡地裁浜松支部で開かれた初公判で、被告の男は「間違いないです」と話し、起訴内容を全面的に認めました。

論告で検察は、基本的な注意義務を怠っていて、被告人の過失は大きいと指摘、禁錮1年2か月を求刑したのに対し、弁護側は被告の男が二度と運転しないと反省していることなどから、執行猶予を求めました。判決は5月26日に言い渡されます。

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