井原市の中学校で来年からジェンダーレス制服導入 5つの中学校でデザインを統一した理由とは【岡山】

岡山県井原市は来年4月から市内の公立中学校に新たな制服を導入します。性別に関係なくスラックスかスカートかを選択できる、いわゆるジェンダーレスな制服だそうですが、「導入する5つの中学校でデザインが統一されている」といいます。いったいなぜでしょうか。

こちらが来年4月から井原市の公立中学校に導入される新たな制服です。これまで男子は詰襟、女子はセーラー服でしたが、性の多様性に配慮し、トップスは男女ともにブレザー、ボトムスはスラックスかスカートかを自由に選べるようになっています。生徒や保護者からの要望を聞いた上でこのデザインが決まったそうですが、導入する5つの中学校ですべてデザインが統一されています。その理由とは…

(井原市中学校制服検討委員会 田中正行委員長(美星中学校校長))
「コスト面を抑えたいということが先にありました。各学校が少子化の影響で小規模化していますので、少ない人数の制服を各学校が発注するとどうしてもコストがかさむ」

5つの中学校でまとめて260人分の制服を発注すれば、1着当たりの値段が下がり保護者の負担が減ると考えたのです。

学校の違いは制服につけるエンブレムで表します。この新制服は来年4月に入学する新1年生から着用が始まるということです。

(スタジオ)
ー制服を手掛けるメーカーによりますと、岡山県内ではすでに玉野市、笠岡市、浅口市が統一型の制服を導入していて、新たなトレンドになっているともいえそうです。

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