全国の少年院で唯一、高校の通信制課程が置かれているさくら市の少年院で９日、入学式が行われ、少年６人が新入生として高校生活をスタートさせました。
さくら市にある喜連川少年院には、１９７４年から栃木県立宇都宮高校の通信制課程が置かれています。
全国に４３カ所ある少年院の中で、高校の通信制課程が置かれているのはこちらの少年院だけで、９日の入学式には１７歳から１９歳までの少年６人が新入生として出席しました。
校長の激励の言葉を受けると、新入生の代表はこれから始まる高校生活に向け決意を述べました。
そして、宇都宮高校の校歌を歌った新入生たちは、将来に向けた更生と勉学への誓いを新たにしていました。
今後、少年たちは週に１度、少年院を訪れる宇都宮高校の教諭から授業を受けるほか、レポートを提出することなどで、高校の卒業に必要な単位を取得していくということです。
