東京の中学生が田植え体験 コメ生産地との絆深める教育を【新潟・魚沼市】

都会の子どもたちが魚沼コシヒカリの産地でコメ作りの基礎を学びます。

魚沼市で東京の中学生による田植え体験が開催されました。初めての田植えに挑戦したのは、東京都足立区の千寿桜堤中学校の生徒たちです。地元の農業関係者から手ほどきを受けたあと、田んぼに入って20cmほどの苗を手で植えていきます。

■生徒
「難しいです」「田植え最高です」「毎日ごはんを食べるので感謝を込めていただきたいです」「思ったより深くてびっくりしました」「おいしくて質のいいお米になってほしいです」「すごいぬるぬるしていて時々アメンボとかがいてものすごく怖かったです」「洋服もどろまみれ」

魚沼市は、首都圏の小中学生の農業体験学習を積極的に受け入れていて、今年も約1万人の生徒や児童がコシヒカリの産地でコメ作りなどを体験します。9日、生徒たちが苗を植えた田んぼでは、秋になると足立区の別の中学校の生徒たちが刈り取りを体験するということです。

■魚沼市観光協会 五十嵐弘樹さん
「米作りをどうやっているかを知ってもらいたい。生の泥に触るとか稲をもって虫が飛んでいるとか、自然と触れ合う機会にもなってくれたらいいかなと思っています。子供たちが体験にきてくださるというのが、(農家の人たちも)とても張り合いになりますし、受け入れる側も楽しませてもらっています。」

生徒たちには、魚沼市で獲れたコシヒカリ3合がプレゼントされるほか、足立区では毎年秋に「コシヒカリ給食の日」も実施していて、コメの生産地との絆を深める教育を進めています。

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