印刷業界の救世主となるか 世界初AI搭載のオフセット印刷機を開発した企業が成果発表 秋田

秋田朝日放送

世界初AI機能を搭載する印刷機を開発した秋田県大仙市の企業が成果を発表しました。人材不足に悩む印刷業界の救世主となるかもしれません。

大仙市で印刷機を製造する宮腰精機は、経済産業省が手がける中小企業向けの開発支援事業いわゆる「GoーTech事業」を2年間活用し、印刷機を開発しました。

世界初のAI=人工知能を搭載したオフセット印刷機は、工場の温度や湿度、さらにインクの水分量などをAIが自動で判断します。人材不足が深刻化する中で、長年の知識や匠の技が必要とされる印刷機の運転を経験の少ない人が行っても、安定した印刷品質を維持できるということです。

AIを搭載した印刷機は5月中にスペインの印刷会社への搬入も予定されています。現在はこの印刷機の運用に人の力も必要ですが、3年後までに完全自動化を目指します。

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