“所持金1円”21歳の女がカラオケ店でデザートなど大量注文「払えません」と女性店員に暴行し逃走をはかる「たたいたことは悪いと思っています」

強盗容疑で松本桜子容疑者を逮捕した札幌中央警察署

9日午前、札幌市内のカラオケ店で、飲食代を支払えず、女性店員を殴って逃走しようとしたとして21歳の女が逮捕されました。

強盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定で無職の松本桜子容疑者21歳です。
松本容疑者は、9日午前9時半ごろ、札幌市中央区南3条西3丁目のカラオケ店で、飲食代を支払わないまま逃げようとし、制止した21歳の女性店員の頭を平手で数回たたいた疑いが持たれています。
女性店員に、けがはありません。
警察によりますと松本容疑者は、事件の数時間前に1人でカラオケ店に入り、ルーム代とは別に約2000円分のデザートなどを注文していました。
その後、女が追加注文した量が多かったため、店員が不審に思い、支払いができるかどうか確認したところ、松本容疑者は「払えません」と言って、逃げようとしたということです。
そして取り押さえようとした女性店員に対し、暴行を加えたということです。
「料金を支払えない客がいる」と店からの通報を受けて駆け付けた警察官が、松本容疑者をその場で逮捕しました。
取り調べに対し、松本容疑者は「たたいたことは悪いと思っています」などと話しているということです。
当時、松本容疑者の所持金は1円だったということで、警察は事件の詳しい経緯を調べています。

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